ジー・ハスタをつくる人

G / HASTA.

ジー・ハスタをつくる人

時間をつくる仕事

Architect Designer | 水野 (MIZUNO)

暮らしの余白を創る

家族の時間、自分の時間、家事の時間。私たちが手がける分譲住宅の設計とは、単に部屋を区切ることではありません。 そこに暮らす家族の「時間をつくる仕事」だと考えています。家事がスムーズに片付けば、自分のための余白が生まれる。 自分の心が満たされれば、家族と向き合う時間に笑顔が増える。 それぞれの時間が心地よくつながり、循環していく住まいを目指しています。

家で生まれる新しい時間

「こんな暮らし、知らなかった」に出会ってほしい。私はいつも、図面の中に「余白」を仕込みます。それは、ただの通路ではなく、ほんの少し幅を広げた窓辺のベンチだったり、キッチン横の小さなカウンターだったりします。 「ここで朝、コーヒーを飲んだら気持ちいいだろうな」「ここで子どもが絵本を読んだら素敵だな」と想像しながら。住まう人が、これまでの賃貸暮らしや古い住まいでは諦めていた、新しい趣味や心地いい習慣を見つけられるような仕掛けを、あちこちに散りばめています。

家で短くなる時間

「名もなき家事」と「無駄な移動」を、設計の力で。設計者として一番シビアに、そして一番ロジカルに突き詰めるのがこの部分です。「洗う・干す・畳む・しまう」が数歩で完結するランドリールームや、買い物から帰ってすぐに荷物を置ける動線。これらはすべて、住まう人のストレスを1秒でも減らすための計算です。 家事という「やらなければいけない時間」を徹底的に短くすること。それが、設計者が住まい手に贈ることができる、最高の優しさだと信じています。

家で長くなる時間

タイパ(タイムパフォーマンス)の先にある、贅沢な時間を引き延ばす。家事が短くなったことで生まれた時間。それを私は、ダイニングの居心地の良さや、リビングの開放感へと投資します。 あえて天井を少し高くしたり、窓から見える景色を整えたりすることで、食後の他愛のない会話や、ソファでぼんやりと過ごす一人の時間が、不思議とゆっくり、長く感じられるように設計しています。「効率化」の先にある、「豊かな非効率」を心ゆくまで味わってほしいのです。

家にいたくなる時間

「やっぱり、うちが一番だな」と、帰るたびに思える幸せを。分譲住宅は、どんな人が住むかあらかじめ決まっていません。だからこそ私は、「誰が住んでも、どこか一箇所は一番のお気に入りになる場所」をつくりたい。 夕暮れ時に外から見た我が家の灯りのあたたかさや、玄関を開けた瞬間の開放感。「早く家に帰りたい」「休日はどこにも出かけたくない」。そう思っていただけたとき、私の設計者としての仕事は、本当の意味で完成するのだと思っています。